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NIOってどんな会社?

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最近テスラの快進撃が止まらないなかで、EVへの注目が再び高まってきたように感じます。なので、今回は私自身も投資している中国の電気自動車会社NIOについて簡単にまとめてみようかと思います。

NIOってどんな会社?

NIOは2014年11月 ウィリアム・リー氏によって設立されました。新興EVメーカーの中でもライフスタイルとEVをセットにしてブランドイメージを高めるなど他とは違ったアプローチが特徴的です。

2018年9月にはIPOを行いニューヨーク証券取引所に上場しています。

日本からは楽天証券などで取引することができます。(ほかの証券会社は使ったことが無いのでわかりかねます。)

 

ラインナップ

NIO - ES8

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現行ラインナップのフラッグシップモデルで7人乗りのフルサイズSUV

価格は約590万円からで、テスラモデルXと比べるとかなり買いやすい値段になっている。航続距離は580km(NEDC)

 

NIO - ES6

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NIOの最量販モデル。0-100km加速4.7秒・航続距離510kmと十二分な性能となっています。価格は560万円からとES8より若干安く設定されています。

 

NIO - EC6

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先のES6のクーペモデル。テスラから今年発売されるモデルYに照準を合わせて開発されている。具体的には、モデルYと同様のフルガラスルーフが採用され、サイドフォルムもよりスマートにデザインされている。

モデルYの中国での価格がまだ公開されていないため、EC6も夏頃に価格を含めより詳細な情報を公開するとしています。

どこに勝機がある?

NIOについて調べてみると、株の大暴落のニュースがたくさん出てきます。上場当時はテスラも好調でEVへの投資も前向きに行われていました。しかし、その後テスラモデル3の生産地獄などが報じられEV熱は一気に冷めてしまいました。

 

ほんのここ数週間でテスラの競争力が明らかになり株価が吹き上げてきています。そのためNIOの株価が下がっていることは今はそれほど重要ではないと考えます。それよりもどのような戦略をとっているのかしっかり見ていくことが大切だといえます。

 

今後プラスポイントとリスクポイントに分けてNIOの戦略を見ていきましょう。

プラスポイント

バッテリー交換

 NIoはテスラが断念したバッテリー交換式を採用しています。

これにより充電時間を限りなく短くすることができます。しかし、テスラが諦めたたということはコストパフォーマンスが悪く現実的ではないからだと考えられます。

それでもこれをプラス面ととらえる理由は交換式によるほかのメリットがあるからです。それは、購入後の車のアップグレードです。

テスラをはじめとした新興EVでは購入後のワイヤレスアップデートで車が進化してくことは当たり前になりつつあります。これはもともとあるハードをソフトウェアの進化によってより効率的に制御することで車の性能を向上させています。

しかし、EVの寿命を規定するバッテリーパックはどうしても劣化してきます。テスラの管理が素晴らしいといっても何十年も乗れるわけではないでしょうし、数年すればサイズはそのままで高容量のバッテリーパックが開発されるかもしれません。それならば、交換可能な設計にするメリットはあると思いませんか?

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先日行われたNIO dayでは100kwhバッテリーへの交換プログラムも公開されました。買ったあとでもバッテリーさえ交換することで航続距離が伸びていくとすれば、顧客から見ても魅力ある選択肢になってくると思います。

 

長文になってきたため続きは次回にしたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。